三鷹駅南口 (武蔵野市、吉祥寺)、とある税理士事務所職員の日常

「磁極反転の日」

2018年04月26日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

地球のことを1つの巨大な棒磁石に例えると
北極がS極で南極にN極になるわけですけれども、
その磁極が逆になってしまう事態を描いた小説が、
伊予原新の「磁極反転の日」になります。

地球の地軸が移動するポールシフトとは違って
本作が題材とする磁極反転が起きたとしても
自転軸そのものは変わらないわけだから、
どちらかといえば災害としては軽微なものに
なるのではなかろうかと思ったら、それは間違い。

私は専門家ではないので間違いを書いてしまう
かもしれませんけれども、本書から得たこと、
それに以前から知っていたことを合わせて考えると、
磁極が今と真逆に反転するに至る経緯において、
まず現在ある地磁気が徐々に弱まることから始まり、
地球を包む地磁気がゼロになる段階を経て、
次にようやく、それまでとは反転した形で
磁極が復活してくるというプロセスを踏むようです。

つまり、有害な宇宙線から地上を守っていた、
その「盾」が一定期間失われてしまうわけですね。

それが動植物にいかなる影響を及ぼすか分からず、
また、私達の現在の生活の基盤ともなっている
様々な電子機器が降り注ぐ宇宙線によって破壊され、
現代文明が崩壊する恐れも、大になるわけです。

そんなとんでもない事態が現在の地球を襲うとなれば、
どんなことになってしまうのか考えるだに恐ろしい……

これはおそらく、とんでもない騒動の中で暴動とか、
そういうことが全国あちこちで起きてしまうというような
パニック小説になっているのかなと思って読んでみたら、
週刊誌の科学系フリーライターを主人公にして
彼女が取材をしていく過程で知ることになること等と、
政府等が丁寧に冷静に対応する様を描いていました。

そういう点で当初に予想していたディザスター物的な
内容とは全然違っていたとも言えるのですが、
いかにもフィクション的な派手なカタストロフを
物語に選ばなかった結果として本作には、
地に足がついたような一定のリアリティーのある、
言わばシミュレーション小説であるかのような
印象が生じたのではないか、という気がします。

結果、地味なテイストの作品になったことは否めません。

「そこをそのままにして物語を閉じてしまうのか」という、
エンターテインメントとして考えた時にはどうなんだろう
という部分もありますけれども、伊与原新にとっての
本作を書くテーマは、そこには無かったのでしょう。

そもそも、物語の軸足は磁極反転には無くて、
それはあくまでもストーリーを紡ぐための
装置の1つにすぎないだとも思えますし。

思っていたのとは少し違いましたが、
なかなか、面白く読ませてもらいました。


カテゴリ : 読書
テーマ : 読んだ本の感想等 ジャンル : 小説・文学

リエージュ~バストーニュ~リエージュ 2018

2018年04月24日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

世界で最も古い「ラ・ドワイエンヌ(最古参)」との
異名を持つアルデンヌクラシックの伝統の一戦、
リエージュ~バストーニュ~リエージュが
今年もベルギーのワロン地方で開催されました。

スタートからゴールまで多くの丘を越えていく
このレースのコースは「最も美しい」とも称され、
今年は晴天にも恵まれたので中継を見ていて
美しいアルデンヌ地方の景色をとことん堪能でき、
またレース自体も良い感じに盛り上がる感じでした。

つまり、大いに堪能できる展開だったのです。

その中で、チームエースのジュリアン・アラフィリップを
アシストする一環で下りで集団から抜けだした
クイックステップ・フロアーズの若手ルクセンブルグ人
ボブ・ユンゲルスがそのまま逃げ切りを決めました。

今年は春から非常に強いクイックステップですけれど、
エースを集団に残して先行させたアシスト選手が
そのまま逃げ切るというのも多く見られたパターンです。

そのような、チームとして鉄板の展開に持ち込んで
確実に勝利を獲得したクイックステップとユンゲルス。

なんと、今年はこれで既にチームとして27勝目です。


公式サイトはこちらから

カテゴリ : 自転車レース
テーマ : 自転車ロードレース ジャンル : スポーツ

安全地帯のベスト盤

2018年04月22日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

玉置浩二のソロアルバムを聴いていたら急に
安全地帯が聴きたくなってしまったいました。

以前から所有済するベスト盤もあるのですけれども、
少し調べたら安全地帯のデビュー35周年と
玉置浩二のソロデビュー30周年を記念した
2枚組のベスト盤が昨年出たということを知りました。

収録曲の約半分は既に所有しているわけですが
新たにリマスタリングもされているようですし、
ご祝儀的な意味合いも込めて購入することに。

うーん、やっぱりいいですねぇ、安全地帯。

玉置浩二の感情を込めたエモーショナルな歌い方は、
いつ聴いても絶品で、確か彼はプロが選んだ
本当に歌が上手いボーカリストランキング的なものでも、
上位に選出されていたという記憶があります。

十代の頃には「これはちょっとねちっこいなあ」
なんて思って苦手にした時期もありましたけれど、
人の好みは年齢と共に幾らか変化しますし、
いつの間にやら大のお気に入りになってしまう、
というようなことも、世の中にはありますよね。

これからしばらくは、この2枚組全30曲のベスト盤に
すっかり酔いしれる日々が続くだろうと思います。



カテゴリ : ライブ・CD
テーマ : 音楽のある生活 ジャンル : 音楽

フレッシュ・ワロンヌ 2018

2018年04月20日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

アルデンヌクラシック第2戦目のフレッシュ・ワロンヌは
ベルギー東部のリエージュの南で行われるレースで、
通称「ユイの壁」と言われる名物の坂で知られています。

何しろ「壁」というくらいですから、TV画面で見るだけで
これは歩いて上るだけでもかなりキツそうだなと
思える勾配と長さのとんでもない坂なのですけれども、
このレースの厳しいところはそのような坂が
「ユイの壁」だけではないというところにあります。

ゴール直前の激坂を高速で走り抜ける走りを得意とする
モヴィスターのアレハンドロ・バルバルデが昨年まで
4連勝を飾っているこのフレッシュ・ワロンヌ。

当然、各チームはいかにしてバルベルデに
まともに勝負をさせないかを狙ってきます。

その為、レースは最後まで落ち着きの少ない展開に。

最後の「ユイの壁」に入るまでにバルベルデ本人と
アシスト選手たちに仕事をさせてその足を
少しでも削っていこうという意図は、明らかです。

それが功を制してレース終盤にはバルベルデの
アシストとして集団に残っていられた選手が
ほとんどいないという、まさしく丸裸状態に
ディフェンディングチャンピオンを追いこみます。

さすがのバルベルデもこれには勝つことができません。

それでも最後の「ユイの壁」で彼らしさの欠片を
見せる登坂をしてみせたバルベルデでしたけれど、
アシストを豊富に残したクイックステップ・フロアーズの
ジュリアン・アラフィリップには適いませんでした。

アラフィリップは2015年、2016年とバルベルデに敗れて
悔しい2位となっていたので、今年はまさしく念願の、
といっていいフレッシュ・ワロンヌの初制覇となりました。


公式サイトはこちらから

カテゴリ : 自転車レース
テーマ : 自転車ロードレース ジャンル : スポーツ

バスとシートベルト

2018年04月17日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

この間、調べ物の為に某専門図書館に向う途中で
ふと思ったのですが、そういえば路線バスの
運転手って、シートベルトをしていませんよね。

乗客も、ですし。

道交法上は運転席、助手席、後部座席ともに
一部の特殊な事情がある場合を除いて
シートベルトの着用の義務があるはずだったなと
免除要件について調べると、第71条の3にて
「疾病のため座席ベルトを装着することが
療養上適当でない者が自動車を運転するとき、
緊急自動車の運転者が当該緊急自動車を運転するとき、
その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、
この限りでない」という規定がありました。

政令で定めているものとは、負傷、障害、妊娠中で
シートベルトの装着が療養や健康保持上適当でない場合、
駐車場等で自動車をバックさせる為に後方を振り向く場合、
体型的に適切なベルト装着ができない場合などです。

あとは、消防用車両を運転している消防士とか、
犯人護送中で逃亡を阻止する義務のある捜査官とか、
パレードの警備の警官とか、選挙カーの中の運転手や候補者、
そういうケースも着用義務が無いと書かれていますが、
こういうのは、それこそ本当に特殊事例ですよね。

「頻繁に当該自動車に乗降することを必要とする業務として
国家公安委員会規則で定める業務に従事する者」というのも
詳細を見ると違いそうですし、根拠規定はどの辺なのでしょう?

なお、さらに調べるのを進めていったところ、もともと路線バスは
保安基準のところでシートベルト設置が義務付けられない
という話も出てきたのですが、客席等の後部座席だけでなく、
運転席も同様に義務付けられていないのでしょうか。

これが高速バスやチャーターバスになると話が違って、
こちらは全席完全に着用が義務化されている模様。

大きな事故もありましたから、これは納得の話ですよね。

路線バスの場合、乗客もシートベルトをしていられないし、
そもそも席がいっぱいだったら立って乗車しますし、
シートベルトの義務化は現実的ではないのかもしれません。

路線バスが事故を絶対に起こさないということでは無いのは
これまでの統計がはっきりと明確に示していますし、
自爆事故でなくとも、もらい事故だってあるのですから
路線バスにシートベルトは必要ない、絶対に安全だ、
というようなことは言えないのですけれど、
そこは、利便性その他の点を重視したのでしょう。

これを、安全軽視として批判するかどうか。

そこは個々人の自由ですが、私としては、
この辺はやむを得ないかな、と思うわけです。


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