武蔵野市(三鷹市)吉祥寺、とある税理士事務所職員の日常 政府税調・税制改正

平成26年度税制改正大綱

2013年12月17日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

先週末に、政府が作成した
平成26年度税制改正大綱が
先週末に発表されました。

これはあくまでも改正案であって、
実際に法律が変わるには
国会の決議を経なければならないのですが、
ねじれが解消されている今の国会ならば
この大綱の内容がほぼそのまま
新しい改正税法になる可能性が大です。

この平成26年度税制改正大綱について
細かく説明をしだすときりが無いのですが、
新聞・ニュースなどで主に触れられているのは、
まず、消費税の軽減税率の見送りでしょう。

消費税率が来年4月から上がるのを受けて
食料品などの生活必需品などについては
8%よりも低い税率の適用が検討されていた、
その議論自体が今年は棚上げとなって、
10%への引き上げを議論する際に改めて
この件についても検討することになりました。

自動車税についても、軽自動車税が引き上げ、
自動車取得税のエコカー減税は拡充されます。

また、給与所得者の所得控除についても変更があり、
平成28年から、給与等の収入金額が1200万円を
超える場合の給与所得控除の上限を230万円とし、
平成29年より、同1000万円を超える場合は
同220万円とすることが掲げられています。

そして、消費増税の代わりに法人への復興増税
当初の予定の前倒しで廃止される模様。

また、交際費の損金算入については、
ちょっと前にこのブログで触れたように、
中小企業に適用されている規定をそのまま
大企業にも適用させるという話もありましたけれども、
結局、飲食接待費(社内接待費を除く)に限定した上で、
その支出する交際費の50%を経費として認め、
非課税とする方針とのこと(上限金額無し)。

なお、もともと特例で800万円を上限として
全額損金算入が認められていた中小企業については、
どちらか有利な方を選択できるとした上で、
特例自体が2年間延長されるとされています。

参考までに、法人税法の定義では
「大企業」とは「資本金1億円超」となっています。


以上、思いつくままに書いてきましたが、
今回の税制改正大綱に掲げられていることは
この他にもいろいろとあります。

単純に量も多いですし読むのは大変ですが、
最後に、全文へのリンクを掲載して、
今回のエントリは終わりとしましょう。

「平成26年度税制改正大綱」

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

収入印紙に係る改正点

2013年06月29日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

今年の税制改正に関するエントリー、
今回は、収入印紙に関し、
税額軽減措置の延長などについて、
書いてみたいと思います。

不動産の譲渡、建設工事の請負の契約書に関し、
今年の3月末から1年延長された現行の軽減措置は、
その契約金額が1,000万円を超えるものにつき、
本来の税額よりを軽減した金額の収入印紙を
貼ることとされています。

更に、消費税等の税率が8%に上がることでの
住宅関係の駆け込み需要とその後の落ち込みを考慮して
平成26年4月~平成30年3月末までの4年間は、
税率を下の表のように引き下げることとなりました。

また、現行、金額が3万円以上となる領収書には
収入印紙の貼付が必要とされていますけれど、
これについても、平成26年4月以降は
5万円以上の場合に貼付、というように改正されます。

印紙税については、いくらの印紙を貼らなければならないか、
そもそも収入印紙貼付の必要があるかどうか、
なかなか分からずに迷うことが多いと思います。

うっかり間違った処理をしてしまうよりは、
迷った時は国税相談センターに電話するなどして
国税当局に確認をしてしまうか、
あるいは顧問の税理士に質問するなど、
事前の確認をしておいた方がいいでしょう。

印紙税軽減措置の延長

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

税制大綱が発表されました

2013年01月25日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

新聞各紙やニュースでも
盛んに報じられているので、
既にご存知の方も多いでしょうが、
安倍政権になって初めての
税制大綱が発表されました。

これはあくまでも政府としての方針で、
これから法案を作成し国会審議を経なければ
実際に法律として成立するものではありませんが、
今後の法改正を占う材料として重要です。

大筋は報道されている通りですが、
現時点で私が大きく気になっているところを
列記すると以下のようになります。


・雇用促進税制の法人税減税額を現行の
 1人増当たり20万から2倍の40万に。

・給与を5%以上増加させた企業に
 増加額の10%の法人税減税を行う。

・所得税の最高税率を45%に引き上げ

・所得税の住宅ローン減税について
 控除額の上限を10年間、最大400万に拡大

・相続税の最高税率を50%から55%に引き上げ

・相続税の基礎控除を現行の6割の額に引き下げ

・祖父母から孫への教育資金の贈与につき
 1,500万円まで非課税とする

・消費税等の軽減税率については
 10%への引き上げ時に導入を目指す

・自動車取得税を2015年10月に廃止


民主党政権の頃から挙げられていたことも
現政権になってから言い出したことも含め、
景気回復とデフレ脱却が最大の課題と目標であることは
並んでいる項目を眺めていれば何となくわかります。

低所得層への富の再分配も考えられているのでしょうが、
結局のところ10~30代くらいの層が
漠然と感じている日本経済の将来や自分の老後への
不安感が払拭されない限りは、
所得が増えたとしても貯蓄に回るだけで
消費は増えないのではないかという危惧もあります。

長期的な経済対策を考えれば少子化対策は必至ですが、
それについてどのような具体策を打ち出すのか、
そこにも注目しなければならないでしょう。

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

所得税の12年度税制改正、成立

2012年04月01日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

既に報じられているように
所得税については
来年、平成25年から25年間、
震災の復興増税として
基準所得税額に対して一律に
2.1%の復興特別所得税が乗じられます。

よく誤解されているのですが、
これは所得税の税率そのものが今までから2.1%増える、
ということを意味しているわけではありません。

「基準所得税額の2.1%」ということは、
算出された所得税額が102.1%になることを意味します。

つまり、税率で言うならば、次のような感じ。

復興特別所得税反映後の所得税率


これに加え、先の3月30日に参院本会議で成立した
2012年度税制改正法では、
年収1,500万円超の給与所得者について
平成25年以降、給与所得控除額を制限する
ことも決まりました。

これについては、従業員給与と役員報酬では取り扱いが違うので、
お間違えの無いよう、ご注意ください。

図表で示すと、こうなります。

改正後の給与所得控除額
(クリックすると大きなサイズで表示されます)



また、これは所得税の話ではないのですが、
一般家庭の生活に直接かかわってくるところでは、
環境税が今年の10月から導入されます。

これは、増えた税収分を温暖化対策として
太陽光発電の普及などに充てる目的税です。

石油石炭税に上乗せされる形で課税されますので、
消費者が直接に負担するものではありませんけれども、
事業者はガソリン価格などに負担増を転嫁するでしょうから、
その分だけ、どうしても家計に影響は出ます。


更に、所得税では昨年から廃止されている
15歳未満の扶養者に対する扶養控除が、
今年6月からの住民税でも廃止される予定
なので、
これも家計にとってはマイナス要因です。


消費税増税問題ばかりが注目されがちですが、
このように、それ以外でも日々、税法は変わりますので、
特にこれは紹介しておかなければ、というようなものについては
いつの間にそんなことに、と驚かずに済むよう、
このブログでも、随時取り上げていくつもりです。

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

定率法償却率の変更

2012年03月25日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

今回は、減価償却に関する
税法の改正について、
簡単に説明します。

厳しい経済・財政状況などを反映して、
来月4月1日以降に取得する
減価償却資産については
定率法の減価償却率が
従来のものの4/5に見直されることになりました。

続きを読む

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

判定結果をどうやって把握するのか

2012年01月12日  
国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

昨年11月末から12月頭にかけて、
消費税の免税店制度改正について
このブログで採り上げました、

消費税の仕組み (平成23年改正 その1)
消費税の仕組み (平成23年改正 その2)


そこで書いたように、平成25年1月1日以降に
開始される課税期間については、
消費税の納税義務の判定方法が従来のものから変わり、
2期前の課税売上高だけではなく、
前事業年度開始から6ヶ月間のデータも用いるようになります。

続きを読む

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

法人税率などの改正案

2011年09月15日  
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

昨日朝の新聞にも大々的に報じられていましたが、
新しい内閣も動き出したこのタイミングで、
政府税制調査会(政府税調)が
震災復興の臨時増税に関し、そのプランを公開しました。

続きを読む

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

復興増税のアウトライン

2011年07月29日  
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

28日付の新聞各紙などでも報じられていましたが、
菅政権による復興基本方針最終案で、
臨時増税のプランが明らかになりました。

所得税と法人税の定率増税、
具体的には1割程度税率を引き上げることを
想定しているということで、
もともと社会保障関係で増税が議論されている
消費税については、
復興財源としての増税は対象外となっています。

その他、相続税やたばこ税、酒税などについても
同様の増税を検討しているそうなのですが……

国会審議もこれからの話ですし、
党内の意見も統一されているわけでは無いので
まだまだどうなるか分からない話ですけれど、
いずれにせよ増税は避けられない、かな?

今後の議論の動向を注意深く
見ていかなければいけません。

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

消費税の事業者免税点制度改正

2011年02月26日  
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

以前のエントリでご説明したように、
現行の消費税法においては、
小規模事業者に対して消費税の納税義務を免除する、
いわゆる免税点の制度があります。

その時にも書きましたが、
この免税点の要件を満たすかどうかの判定は現状、
対象となる課税期間の2期前の課税期間の
課税売上高が幾らであったかにより、
行うこととされています。

これに対し、ここで書いたように、
平成23年度税制改正予定の内容として、
この消費税の免税点制度について、
「課税売上高が1,000万円を超えることが
 期の途中で明らかとなった場合には、
 その翌期から課税事業者とする」

という話が出てきました。

続きを読む

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

成年扶養控除について

2011年02月03日  
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

国会では予算委員会が行なわれ、
今後の税制の行方についても与野党で
審議が行なわれています。

ばら撒きだとして野党が批判している
「こども手当て」がどうなるかによっては、
各家庭の毎月の生活資金が大きく異なることになる為、
普段はニュースも見ないのに、
今回の予算委員会だけは注目しているという人も
いらっしゃるかもしれませんね。

「こども手当て」の支給の如何に係わらず、
本来それとセットで廃止されるはずだった
16歳未満の扶養者に対する所得税の扶養控除制度は
今年から適用されなくなっていますから、
余計に気になるところでしょう。

そしてまた、所得税の扶養控除関係で言えば
もう1つ大きなトピックスとして、
「成年扶養親族」に対する控除の問題もあります。

この辺の話は昨年末にも書いたことですが、
質問を受けることもちょこちょことあるので、
改めてここで少し詳しく説明させていただきます。

続きを読む

カテゴリ : 政府税調・税制改正
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

事務所のHPはこちらから
プロフィール

管理者:tap

武蔵野市吉祥寺にある税理士事務所、宮内会計事務所に勤める税理士の卵のブログです。
仕事やプライベートを通じて思ったことなどを綴っています。


[ tapのプロフへ ]
税法・会計etc. 過去ログ倉庫

過去に書いてきたエントリの内、税法や会計などに関する話題で特に大事だろうと思うものを抜粋して別途掲載している、部分的ミラーサイトのような別ブログです。

最近投稿した記事

  全タイトルを表示
月別アーカイブ
カレンダー
ブログ内検索
カテゴリ一覧
リンク

響金太郎のラジオブログ
「ジバ☆ラジ」

高校時代からの付き合いで、今は九州博多で演劇の夢を追う友人、響金太郎のブログ。
わざわざ言わなくてもそれくらい分かるよ、と言われるかもしれませんが、芸名です。
どこかで見かけたら、応援してあげてください。


私の尊敬する経営者の一人、㈱AGTの社長が書かれているブログです。
写真もふんだんに使われていますし、見て楽しく、読んで楽しいブログだと思います。
私も、いつかこんなジュエリーを誰かに贈る日が来るのでしょうか……?



国税庁

税務行政に関する企画・立案。国税局・税務署の指導監督省庁です。


国税庁タックスアンサー

各種税金の仕組みや届出書、様式の説明、用語解説や各地の税務相談室の案内を記した国税庁サイト内のコーナーです。キーワード検索もできます。


内閣府

Topページの下部に、政府税制調査会のページへのリンクがあります。そこに掲載されている議事録などから、今後の税制改正の動向を知ることができます。


国税不服審判所

国税に関する法律に基づく処分に係る審査請求について裁決を行い、納税者の正当な権利利益の救済を図る機関です。ネット上で判例集が利用できます。



宮内会計事務所

吉祥寺にある税理士事務所。私の勤務先です。

(別サイト)

上記勤務先の、新規起業者向けの特別サイトです。



最新のトラックバック
RSSリンクの表示
FC2ブックマーク
Ranking
QRコード
QR
管理者
  • 管理画面