4Kというオーバースペック
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。
先月頭に幕張メッセで開催された電機・ITの国際見本市、
「CEATECジャパン2013」では電機各社が
現行のフルハイビジョンを上回る高画質の
「4K」テレビなどを出展していたそうです。
先日、プライベートにおいてその話をある人から聞いて、
ちょっと前に行ったパナソニック汐留ミュージアムの
「モローとルオー」展の会場内で、
「4K」のモニター画面に映し出される絵画を見て、
これは確かに綺麗だなと感じたことを思い出しました。
下手な画集やカタログを買うくらいならば、
「4K」の大きめのモニターでBlu-rayでも見た方が
よほど実物の凄みを感じられるのかもしれません。
なにしろ、フルハイビジョンの4倍の画素数ですし。
ただ、一般家庭にここまで高画質のTVが必要かというと、
そんなことは無いんじゃないかというのが私の感想。
ここまでの高画質を完全に生かすには当然、
ある程度の大きさの画面が必要になってくるわけですが、
それだけのサイズのTVを置くスペースなんて
アパート暮らしのサラリーマンの自宅には存在しません。
デジタルハイビジョンTVでさえ置く場所が無いというのに。
音響がバッチリで巨大モニターを設置できる広さがあり、
完全防音でご近所対策もしっかりした、
そんなオーディオルームのある家……いいなぁ。
しかしそれは現実味の薄い願望に過ぎず、
実際には4Kテレビに対する一般家庭のニーズは
あまり無いのではないかと私は感じていて、
4Kテレビが3Dテレビの二の舞となってしまい、
国内の家電メーカーの経営が悪化しないかと
それが、ひどく危惧されます。