三鷹駅南口 (武蔵野市、吉祥寺)、とある税理士事務所職員の日常 2018年05月
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ジロ・デ・イタリア2018の勝者は

2018年05月30日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

2018年のジロ・デ・イタリアが、先週末に終了しました。

今年のジロをもしも一言で表現しようとするならば、
やはり「奇跡の大逆転」ということに尽きるでしょう。

正直なところ、こういうスポーツの結果などについて
安易に「奇跡の」というフレーズを使ってしまうのは
あまり好きではないのですが、しかし、それにしても、
今年のジロは「奇跡の」と言わざるを得なかったです。

それくらいに凄い大逆転劇でした。

第19ステージは今大会の最高峰(チマ・コッピ)を含む
厳しい山岳山頂ゴールステージだったのですけれど、
ここの中盤移行に連続する登坂の最初、
山頂付近に無舗装区間を含むフィネストレ峠で、
総合首位のサイモン・イェ-ツが集団から遅れだします。

それを受けて活性化した中から、なんと3分程度の差で
総合4位につけるリストファ・フルームが単独アタック。

フルームまでは比較的大きなタイム差があること、
残り距離がまだ80キロ以上残っていること、
フルームただ独りのアタックであること等から、
集団はこれを一旦見送ることを選択しました。

残ったメンバーが協調して徐々にタイム差を縮め
どこかでフルームを捕まえようという判断であり、
通常であれば、それで全く問題はありません。

ところが、今回は通常通りには行かなかった。

協力して先頭交替をするべき総合上位の選手の中に
ヤングライダー賞を争っている2人がいたこと、
その2人は総合5位であるティボー・ピノとのタイム差も
逆転可能なレベルだったこと等の思惑が絡んだりして、
フルームを追う追走の動きが噛み合わなかったのです。

そうこうしている内にフルームの逃げはさながら
長距離山岳個人タイムトライアルの様相を呈し、
その走りはタレるどころか、ますます鋭さを増し、
集団とのタイム差をどんどん広げて行きます。

結局フルームは2位に3分以上の差をつけて
第19ステージでステージ優勝を飾りました。

80キロの大逃げを成功させた結果、
2位のドゥムランに40秒という差を得て
総合首位の座に一気に躍り出たのです。

フルームは続く第20ステージも無事に走り切り、
最終日のローマに表彰台の真ん中に立つと、
総合優勝の証であるピンクのジャージ、
マリア・ロ-ザを誇らしげに着用しました。

3大ツールはとかくドラマを生みがちなのですが、
それにしても今年のジロは凄く劇的でした。

こういうレースは、そうそう見られません。


公式サイトはこちらから

カテゴリ : 自転車レース
テーマ : 自転車ロードレース ジャンル : スポーツ

ホーム番号

2018年05月28日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

この間、駅で電車を待っていてふと思ったのですが、
そういえば、ホームに付いているホーム番号って、
どのようなルールに則っているものなのでしょうか。

そこで、早速ネットで調べてみたのですけれども、
どうやらJRでは、駅長室に近いホームから順番に
ナンバリングがされているといことのようであり、
一方、私鉄はそれぞれの基準がある模様でした。

そういえば、以前に行った京都ではJRの構内で
0番線と30番線が隣り合わせのようにありましたが、
あれはどういうことになるのかなと思いつつ、
なる程、そういうものか、と頷いていたのですが、
確か京都は33番線まであったはずなので、
日本で一番ホームが多いのはどの駅なのか
ということも気になってきてしまいました。

そこでこちらも調べた結果、JRと私鉄を全て含めれば
1日の乗降客数世界一を誇る新宿駅が36本で最多、
JRだけならば東京駅が28本で最多になるそうです。

ならば京都駅で見た33番線はどういうことかというと、
実は、あそこは1番線と15~29番線までが欠番であって、
JRのみで19本、近鉄や地下鉄を含めても25本と、
さすがに新宿や東京には太刀打ちできないようです。

こういう、ホーム番号の欠番というのは実際のところ
そんなに珍しいことというわけではないらしく、
実は東京駅も11~13番線が抜けているのだそう。

線路は敷設されているけれどもホームが無い場合とか、
欠番には色々と理由があるようなのですけれど、
京都駅の例は山陰本線(“3”いんほんせん)だから
30番台という付け方をしたからということらしいですね。

それが悪いとは言いませんが……まさかの駄洒落ですか。


カテゴリ : 日記
テーマ : 日記 ジャンル : 日記

「EXITENTIALIST A XIE XIE」

2018年05月26日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

私の好きなグループの1つ moonriders の
リードギターでありフロントマンである鈴木慶一と
元 YMO のドラマー高橋幸宏が1981年に結成し、
不定期に活動をしているユニット THE BEATNIKS の
実に7年ぶりとなるニューアルバムを購入しました。

これが通算5枚目のオリジナルアルバムになります。

ちょっと記憶に曖昧なところもあるものの、
前々作の時だったか、どこかの雑誌のインタビューで、
彼等が世間に対して何らかの怒りを覚えた時が
THE BEATNIKS の活動をする時だというようなことを
2人が語っていた覚えがあるのですけれども、
では、今回はどんな怒りが製作動機となったのか。

まあ、それを追求する気は全く無いのですけれども、
ちょっとそんなことも思ったのでここに書いておきます。

THE BEATNIKS のアルバムはそれぞれがそれぞれに
味が異なっているのですが、一聴した限りでは、
今回のものはかなりポップにしてきたなと感じました。

2nd の「EXITENTIALIST A GO GO ビートで行こう」ほど
底抜けの明るさがあるというわけではないのですけれども、
正直、2人の年齢その他を考えればもう少しどっしりした
サウンドで来るのではないかなと思っていたので、
拍子抜けしたところもあり、嬉しい誤算だと思ったところもあり。

ただ、ポップであると感じられるアルバムだからといっても、
いかにも鈴木慶一と高橋幸宏の作った音楽だなと
思わせるようなクセのある内容になっていますから、
誰しもに勧められるタイプにはなっていないかもしれません。

その分、2人のどちらか、あるいは両方のファンだ、
というような人にはとことん楽しめる1枚になっている
と言っていいのではないだろうかと思っています。

何気に高い完成度のなかなかの傑作です。



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ツアー・オブ・カリフォルニア 2018

2018年05月24日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

3大ツールの第1弾たるジロ・デ・イタリアが
現在イタリアで絶賛開催中ですけれども、
アメリカで毎年その裏で行われているのが
西海岸で開催される1週間のステージレース、
ツアー・オブ・カリフォルニアになります。

アメリカ西海岸のレースなので、普段見ている
ヨーロッパでの様々なレースと比べてみると、
明らかに道の広さが全然違っていたり、
沿道で応援している人達のその応援スタイルが
全く異なるもの(コスプレが非常に多い)に
なっていたりということが大きな特徴です。

TVでの放送でいうと、残り距離の表示が
メートル法ではなくてマイル表示がメインで、
一定時間ごとにメートル表示もされるものの、
ぱっと見でゴールまでどれくらい残っているかが
分かりづらいのもアメリカっぽい話です。

今回のカリフォルニアで印象に残ったのは2点。

1つめが、クイックステップ・フロアーズのスプリンター
フェルナンド・ガリビアが全7ステージのうち
3つのステージでスプリント勝負を制してみせて
見事にポイント賞を獲得してみせたこと。

2つめが、チームスカイの若手有望格である
エガン・ベルナルが総合優勝をしたこと、

考えてみれば2人ともコロンビア人であり、
ここ最近のいわゆるコロンビア旋風が
この大会でも如実に示された感じです。


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カテゴリ : 自転車レース
テーマ : 自転車ロードレース ジャンル : スポーツ

「滑らかな虹」

2018年05月22日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

以前にかなり面白いとしてここでも紹介した
「ゴースト≠ノイズ(リダクション」に続く
長編2作品目が、十市社 の「滑らかな虹」。

被害者が転校してしまうという厳しい
結果となった「いじめ」事件があった小学校で、
その「いじめ」の中心となっていた生徒の
クラスを担任することになった男性教師が、
再びいじめが起きてしまうことを防ぐという目的で、
クラスの全員に提案した「ニンテイ」ゲーム。

本作は、その「ニンテイゲーム」の顛末を描きます。

そのまま平穏に進行して行くわけがないと、
どこかで破綻して、それをやらなかったよりも
もっと酷いことになっていくのだろうなという
予想も覚悟もできていたのですけれど、
こういう方向で酷くなるとはちょっと想定外でした。

どのように破綻して行くのかはネタバレを防いで
これから本作を読むであろう人の為に伏せますが、
つまるところ、この方向性こそが、作者がこの作品で
やりたかったことなのだろうなと推測できます。

導入のところで「いじめ」がフォーカスされていたので
それがメインになるのかと当初は思っていたのですが、
その答えがどうであったにせよ、色々な意味で
あまり心地の良い題材では無いということは、
一応ここで明確に断言しておきましょう。

気分爽快になる物語、スカッとする勧善懲悪なテイスト、
明るく希望に満ちたラスト、純な登場人物達、
といった要素を学校舞台の作品に求める人には
絶対に合わない作品ですが、面白く読みました。

とはいえ、粗の無い完璧というわけでは無くて、
致命的にも成り得る欠点が本作にはあります。

それが、物語の根幹をなす「ニンテイ」ゲーム。

これがあるからこそ「滑らかな虹」というストーリーが
成立し得ているとうことは確かなのですけれども、
そもそもそこに大きな無理があるというか、
何で5年3組担任である柿崎辰巳は「いじめ」対策として
それを考えたのか、新たなる「いじめ」の抑制に
「ニンテイ」ゲームがどのように有効なのか、
学校や保護者側もその実施を認めているという描写は
一応冒頭にあったもののそこに説得力は薄かったです。

全体的に、「ニンテイ」ゲームの実施関係には
リアリティーが薄すぎで、全く足りておらず、
結局、それが最後まで尾を引いていて、
物語の完成度を落としている様に感じました。


カテゴリ : 読書
テーマ : 読んだ本の感想等 ジャンル : 小説・文学

「特例事業承継税制」特集ページ

2018年05月20日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

企業数的からも雇用者数的から考えても、
日本経済は一部大手企業だけではなく
多くの中小企業が支えているのだと
言ってしまっても過言ではありません。

そんな中小企業が抱えている悩みの一つが
後継者の育成や不存在なわけですけれども、
いやいや、ウチは後継ぎ候補が決まっているから
その点は大丈夫だよとおっしゃる会社様でも、
どうしても発生するのが、株式の引継ぎ問題です。

日本の中小企業は代表者とその関係者が
自社株のほとんどを所有している同族会社が多く、
つまり会社オーナー=代表者というケースが
一般的といってもいいのではないでしょうか。

つまりこの場合、会社を引き継ぐという事は
単に登記をしてその会社の代表者になるという
それだけに止まらず、発行済みの株式をも
前経営者から新しい後継者に引き継ぐことも
併せて考えなければならないこととなります。

特に、業績が好調で黒字を毎年出しているような
優良な中小企業ほど1株当たりの評価額が高く、
その株式を時期後継者に贈与するにせよ
相続させるにせよ、そこがネックになってきます。

つまり、後継者が株の取得と共に負担することになる
贈与税や相続税の税額がかなり高額になるのです。

そんな税金は払えないから会社は継げない。

そういう判断をする人が出てきてしまうのも仕方なく、
しかしそれではせっかく業績の良い会社がなくなり、
かつ、そこで働いていた人たちが失職するという
国としても歓迎せざる結果を招いてしまいます。

そこで一定の要件を満たす贈与や相続であれば
その株式に係る税額(の一部)を納税猶予し、
さらに一定の要件を満たした場合には
最終的に免除までしてしまおうというものが、
事業承継税制と呼ばれる制度でした。

しかし、これは実際には諸々使いにくい内容で、
ここで詳細は書きませんけれども制度だけあって
利用者がほとんどいないという状態でした。

しかしながら、さすがにこれはイカン、ということで
期限付きの時限立法ではあるのですけれども、
従来の一般的事業承継税制を選択する場合の
ネック、リスクとされていたことのほぼ全てを
解消したものが、特例事業承継税制です。

この税制の具体的な内容についてはまた
エントリーを改めて書かせていただきますけれど、
事務所の公式サイトに特集ページを開設したので、
今回はそれを紹介させていただきます。

以下にリンク設定をしたバナーを貼っておきました。

よろしければこのバナーをクリックして、
ざっとした全容をお読みになってみてください。

そしてこの興味を持たれたならば、是非、
この税制に関する質問や相談その他を
お気軽に当事務所にお問い合わせください。


カテゴリ : 税金・税法
テーマ : 税金 ジャンル : 政治・経済

ジロ・デ・イタリア 2018 途中経過

2018年05月18日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

2018年のジロ・デ・イタリアも前半が終了。

当然、私も連日画面にかぶりつきで観戦している……
と言いたいところなのですが、実は、色々とやること、
やらなければいけないことを抱えてしまっているので、
なかなかそういうわけにもいかないのです。

実際のところ、ジロはモニターに映しているだけで、
手元では他の作業をずっとやっている有様です。

そんな感じで、片手間もいいところという感じで、
いわゆる「ながら」も極まれりという状況下で
観戦することになってしまっているジロ・デ・イタリア。

今の段階までで一番のトピックだといえるものは、
やはり昨年のツールとブエルタを制し、
満を持してグラ・ツール3連覇を目指して
乗り込んできたチームスカイのクリス・フルームが、
ここまでのところあまり調子が良さそうに見えない
ということが挙げられるのではないでしょうか。

本人は、最終1週間に向けて段々とコンディションが
上がってくるように調整してきたんだ的なことを
メディアに対してコメントしているのですが、
うーん、現実には、総合優勝はこの感じだと
ちょっと難しくなってきたかもしれませんね。

もちろん、勝負はどこで何があるか
最後まで分からないのですけれど。


公式サイトはこちらから

カテゴリ : 自転車レース
テーマ : 自転車ロードレース ジャンル : スポーツ

「44/876」

2018年05月16日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

スティング がレゲエミュージシャンのシャギー と
組んで製作したアルバム、「44/876」が
先月末にリリースされましたので、それを購入しました。

このアルバムタイトルは、国際電話をかける時の
イギリス(44)とジャマイカ(876)の国番号から
名づけられているそうなのですけれども、
一応説明させていただいておきますと、
それぞれ、スティングとシャギーの出身国になります。

スティング とレゲエというのはポリス時代の
彼の楽曲を幾つか思い出せば不思議はありません。

しかしどれくらい本気でやっているユニットなのか、
どれくらいのアルバムになっているのかと、
そこが心配になりつつ買ってみたのですけれども……

いや、これはかなりいいですね。

CDに同封されていたライナーノーツによれば
今回のこのユニットは私が思っていたよりも
はるかに積極的な動機に基づいて
アルバム制作に取り組んでいたようです。

楽曲のクレジットも連名になっていますし、
ベースとなるものをシャギーの側が作って
そこにスティングがアイディアを重ねて行く、
あるいはその逆、というようなスタイルで
作られていったアルバムなのだということで、
例えばどちらかがどちらかのゲストボーカルを
やるというようなことではなく、まさしく2人の
個性が上手い具合に融合してみせている、
なかなかの1枚になっていると思います。



カテゴリ : ライブ・CD
テーマ : 音楽のある生活 ジャンル : 音楽

新潟カツ丼 タレカツ

2018年05月14日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

私は不勉強であまりよく知らなかったのですけれど、
新潟県のご当地B級グルメとして「タレかつ丼」が
結構有名ならしいということを聞きました。

そんなタレかつ丼を出す店が水道橋にもあり、
今回、水道橋の食事処紹介第3弾としてそこを
選んだのですが、手軽に食べることもできるので、
ちょこちょこと利用させてもらっています。

店の名前は、「新潟カツ丼 タレカツ」。

タレかつ丼というのは、要は卵でとじたりせずに
甘辛の醤油だれをかけて食べるカツ丼です。

福井のソースカツ丼とも、また違っていますね。

下の写真は、夜の時間になると販売されるセットのうち
オーソドックスなヒレかつ丼セットになるのですけれども、
サラダと香の物、味噌汁がついて920円と、
昼間に食べるよりも少しお得な値段設定になっています。

普通ならランチタイムにやりそうなサービスですが、
それを17時以降閉店までという時間帯にやるのは、
店長を捕まえて確認したわけではありませんけれど、
学生が多い場所に店を構えていることが
幾らかでも影響しているのかもしれませんね。

使っている油や米もいいものなのでしょう、
揚げ物なのに口の中がしつこくなったりせずに、
かなりさっぱりした食後感になるのが良いところ。

油の悪いトンカツ屋だったりすると、食後しばらくの間、
鼻に油っ気が残って気持ち悪かったりしますしね。

L字型のカウンターのみで席数は多くないので
人数で行くのには適さないのですけれども、
時々、ふらりと行って食べたくなる味だと言えます。

私が利用した西神田2丁目の本店の他に、
吉祥寺、渋谷、中野、神保町すずらん通り、の
4つの店舗があるとホームページにありましたが、
吉祥寺店とか渋谷店であれば、訪問するお客様の
所在地次第では昼食に寄ることもできそうです。




カテゴリ : 日記
テーマ : 日記 ジャンル : 日記

「ヒストリア」

2018年05月12日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

昨年8月に発売になった池上永一の「ヒストリア」は、
キャリアが23年になる作者が書いた前作から
数えて4年振りになる13作目の小説作品です。

池上永一といえばごく1部の作品を除いて
自身の出身である沖縄を舞台にした作品を
描き続けてきた作家なわけですけれども、
この「ヒストリア」は装丁に描かれているのが、
いきなりチェ・ゲバラなのが目を惹きます。

しかし本作は彼のを描いたのではありません。

今まで沖縄戦について触れずに来た池上永一が、
満を持して描いた、大戦末期の沖縄と終戦、
駐留している米軍に用地を奪われた人々の
ボリビアへの移民といった題材を扱った物語です。

そこは池上永一作品なので、本作の主人公は
非常にバイタリティーの溢れる女性、知花煉。

沖縄戦における米軍による激しい攻撃で
自身の家族を含む故郷の村全てを失い、
マブイを落とした彼女が辿る激動の人生を
沖縄日本返還の1972年まで描く年代記、
一大絵巻であり、日系3世のイノウエ兄弟、
チェ・ゲバラ等々、魅力的なキャラクターが
登場して波乱万丈の物語を紡いでいきます。

池上永一の小説はとかく(いい意味での)暴走が
付きものなわけですけれど、本作に関しては
そこまで大きな暴走をしたという感はありません。

冷静になって振り返れば、あちこちで暴走をしていた
と気が付くのですけれど、実際に本書のページを
捲っている時にそういう意識がなかったのは、
敢えてそのようにしたのか、そうでないのか……

ともあれ、チェ・ゲバラの没後50年にして
沖縄の本土復帰45年年に発売された本作は
池上永一のこれまでの作家活動の総決算であり、
同時に、これからを占う試金石にもなった
非常に意味の深い作品ではないかと思われます。



カテゴリ : 読書
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