三鷹駅南口 (武蔵野市、吉祥寺)、とある税理士事務所職員の日常 「母になる、石の礫で」
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「母になる、石の礫で」

2019年09月30日  
JR中央線三鷹駅、吉祥寺の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

どこかで一度読まなければいけないと思っていた
倉田タカシの「母になる、石の礫で」という作品を、
ふと思い立ってネット通販で購入いたしました。

この作品の内容をどう説明しようかというのが、
実は悩ましいところで、端的に言ってしまえば
簡単なもののそれでいいのか少し疑問があるので、
とりあえず、裏表紙の粗筋を引用してみます。

3Dプリンタが驚異的深化を遂げ、建築物から料理まで直接出力出来る未来。禁断の実験に手を染めるため地球を脱出したファナティックな12人の科学者は、火星と木星の間の小惑星帯にコロニーを建設していた。<始祖>と呼ばれる彼らに産み出された<二世>の虹、霧、針、そしてその下の<新世代>を含む3人は、コロニーを離れ自らの<巣>を建設していた。あるとき虹は、母性の地球から威圧的に近づいてくる巨大な構造物に圧倒される。虹たちは対策を検討するため7年ぶりに<始祖>と再会するが、それは過去に2名の<二世>を失った事件に端を発する確執の再燃でもあった――未来的閉塞環境で己の存在意義を失った異形の若者たちの惑いと決意を描く本格宇宙SF


うーん、実際これで間違いではないのですけれど、
誤解を招く紹介文のような気もしないでもありません。

本作が、<二世>と<新世代>の4人が自らの
アイデンティティーを求める物語というフレームを
持つ物語であることは、明らかな事実です。

その上で、上記の粗筋から期待してしまうような
地球と<始祖>達の対立やディストピア的な未来の
地球社会といった要素が描かれていたかというと、
実のところ、そういうものはほとんど感じられない
というのが正直な感想であったりもするのです。

作者が一番描きたい部分にのみフォーカスした
一点突破作品だと考えればいいのかもしれません。

それはそれで、アリといえばアリだとは思います。

しかしながら個人的な好みで考えるのであれば、
もうちょっとその辺りも明確に示せばいいのにな
と感じてしまわずにはおれないという意味で、
ちょっとばかり残念さも感じた作品でした。

とはいえ、生体までもが出力できるようになった
3Dプリンタや「母」という言葉・概念の使い方等、
刺激的なところも多かったのも確かなことです。

微妙に評価に困る作品、というのが結論でしょうか。


カテゴリ : 読書
テーマ : 読んだ本の感想等 ジャンル : 小説・文学

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