三鷹駅南口 (武蔵野市、吉祥寺)、とある税理士事務所職員の日常 「トッカン vs 勤労商工会」

「トッカン vs 勤労商工会」

2011年10月12日  
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。

昨年8月22日に第1作の紹介をした 高殿円 さんの小説、
「トッカン vs 勤労商工会」を読みました。

トッカンvs勤労商工会トッカンvs勤労商工会
(2011/05/20)
高殿 円
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本作の主人公である鈴宮深樹は、
東京都中央区の一部を管轄地区にする
京橋中央税務署の特別国税徴収官、
通称「特官(トッカン)」の26歳の女性税務職員。

ちなみに実際には「京橋中央」という税務署はありません。

その辺りは敢えてそうしているのが明らかなので
わざわざここで書くことでも無いのですけれど、
本作を読んだ方が、実際に京橋中央税務署を
探したりすることがあるとアレなので、一応。

シリーズ2作目である今回はサブタイトルにもあるように、
作中で左系の政党の下部組織であると設定されている
勤労商工会に所属しているエリート弁護士が、
とある滞納法人の社長が自殺したことに絡んで、
主人公の直属で、何かと叱られておっかなく思う一方で
非常に頼れる存在でもある上司に対して
訴訟を起こすと言ってくるというストーリー。

もちろんそこには、それぞれの立場から
様々な思惑が絡み合うのであり、
更に、表面的に見えていることとは
異なる真実が隠されていて……という、
雑誌『ミステリマガジン』連載作らしい
謎解き的な要素も入っているのも、前作同様。

以前にも書きましたけれど、
「税金」という、ある意味、
人の欲や本性がむき出しで出てくるような
非常に生々しいところが、
本作、本シリーズの面白いところであり、
今回も、大いに楽しく読ませてもらいました。

いわゆる「業界モノ小説」である本作ですが、
これを読んだからといって
税金のことや税務署のことに
凄く詳しくなれるようなことは、
あまり無いでしょう、おそらく。

もちろん、一定の法知識、税金知識は得られますが、
それよりも娯楽性、物語性の方に
重きを置いているよう作品だと言えます。

今後の展開を含んでいるのかなと
思わせられる新登場人物も出てきていますし、
エンターテインメントとして良質な作品ですから、
今後のシリーズ展開、続巻の発表にも、
大いに期待したいですし、期待させられる作品です。

カテゴリ : 読書
テーマ : 読んだ本の感想等 ジャンル : 小説・文学

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